ジムは今日が今年最後。
人が多いだろうから、スパーの準備をしていく。
肩引き1ラウンド、マットロン2ラウンド、脚上げ1ラウンド。
ポテー先生にバンテージを指示されたので、まずはミットかと思ったが、スパーを促される。ありがたい流れだ。
マッのみだがスパー開始。
フェイント巧者と3ラウンド。この相手なら、速いマットロンクワー、ロングのマットロンクワー、マッタワット、マットロンクワーサーイなどを存分に試せる。ロングのマットロンクワーは、さすがに当たらないが、その後の反応(手の動き)を誘う効果はあった。井上直哉のイメージでマットロンクワーサーイを出すと、自分でも驚くような勢いで飛んでいき、体までぶつかっていった。大いに手ごたえを感じる。しかし、打ち気に逸った2ラウンド目に、ジャブを2、3発もらう。これはいけないと、すぐに動きを遅くして修正し、以後は速い動きと遅い動きを交えながら攻防を行った。
新規の入会者と3ラウンド。ボクシング経験はあるようだが、攻撃は遅く、受けが不確実なので、受けに回りながら、要所で返すようにした。せっかくなので、武居式トイトーンを試すと、すべて強烈に決まる。遠くで見ていたポテー先生から「もっと軽く!」と言われたほど。
女子と1ラウンド。手数が多いので、しっかりかわして軽い返しを入れる。後半は、距離を完全に支配することができ、受けで手を使う必要がなくなった。足が自然に動き、きがついたら、相手のパンチが空を切っている、という流れで、たいへん気持ちよく動けた。
年配の方(でも私より年下)と1ラウンド。手数は少ないだろうと予想していたが、かなり積極的に強打を放ってくる。かわしながら返し。速いマットロンクワーを試したら、強く当たってしまい、以後は控えた。
大型の先輩と1ラウンド。右前構えだが、先日のスパーから、右前構えの戦法をつかんだため、容易に攻撃を出せる。相手は大型ゆえ、ボディ攻撃は遠慮なく、武居式トイトーンを多用して、終盤は決め続けることができた。
高校生と2ラウンド。遠慮しているので受けに回り、要所で返す。攻めてやると反撃してくるタイプなので、2ラウンド目は手数を増やし、攻撃を誘ってやった。
女子選手と4ラウンド。受けに回るが、右も左も確実に入ってしまうため、構えの問題点を指摘し、後半は半分約束のようなスパーに転じた。
スパー15ラウンドを終了。
サンドバッグで、テッタンノーククワー1ラウンド、テッタンナイクワー1ラウンド、テッタンサーイ1ラウンド、テッカーンサーイ1ラウンド、カウサーイ1ラウンド。
気ごころの知れた仲間たちに、一人ひとり年末の挨拶をしてジムを出る。最高の気分で今年最後のジム練習を終えることができた。