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    武術を格闘技に活かすセミナー&スパーの最終回は、スパーで各種課題の実用化を実感


     孝真会にて武術を格闘技に活かすセミナー&スパー。5月からは「格闘技研究塾」になって発展的解消するため、形式としては今回が最終回。
     最初のテーマは、相手に読まれない蹴り。前蹴りを取り上げ、脚の無反動化、蹴りの角度、上体のずらしなどを指導していただく。軸足の状態など、だいぶ感じがつかめてきて、後ろ脚の前蹴りは、あまり使っていなかったが、後のスパーでは、武器のひとつになった感触があった。
     後半のテーマはカウンター。首ひねりを最初の前提として、その動作にパンチを合わせてカウンターとする、さらにはカウンターからの崩し、そしてカウンター封じなど、ひとつのテーマから深化していった。
     そしてスパー。重量級の人たちさ半数を占めたが、皆さんが攻撃を加減してくれたおかげで、伸び伸びと技を出すことができ、このところの個人的な課題となっている左腕の振りによるテッサーイの高速化、ビーコーによるかわしとカウンター、先述した後ろ脚前蹴りの武器化なども適宜に試し、実用化ができてきた手応えを得ることができた。
    | セミナー&スパー | 15:12 | - | - | - | - | ↑TOP
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      スパーで先生に「怖い」と評してもらえる栄誉
       孝真会にて「武術を格闘技に活かすセミナー&スパー」。

       総合の方が初参加したので、最初はタックルで相手を倒す要点を研究。相手を持ち上げるには、自分の下半身を土台として、どっしり固めるものと思っていたが、実は落下させることで、相手を浮かし、倒すことができることを初めて知った。自分が行っている競技ではなくても、共通する相対軸の活用に驚かされる。パムから相手を崩すのも、この原理で可能になる気がしてきた。

       私の質問として、蹴りの瞬間における上体の後傾を取り上げていただく。まずシャドーで川嶋先生に動きを見てもらうと、「いいですけどねえ」との答え。
       ミットでも、「いいですけどねえ」と同じ答えが返ってきて、これは先生に誉められているので、喜ぶべきところなのだが、何か問題があるはずだ。
       実際の攻防を前提として、パンチをかわしながらを想定して蹴ると、そこで違いが出た。パンチのかわす意識と動きによって、上体が後傾する。
       シャドーやミットの自律度が高い運動では、つい自分勝手な動きになり、上体の後傾が疎かになっていたわけだ。
       形にとらわれてはいけない、という川嶋先生の戒めも意識しながら、頭部をパンチの射程距離からはずして蹴るフォームを確立しなければならない、という明確な答えを得ることができた。

       最後は、パムで完全に組まれた状態から、空間を作ってのカウヤッサーイ。これは得意だ。皆さんが、腰を引く際に、肩甲骨を連動させていないため、上体の距離が変化しないことを、先生を補助させていただく形で、私も説明しながら動きを確認した。

       そして、スパー。2分で2周。修正したビーコーが、いい具合に効果を上げ、防御にも攻撃にも効果を上げた。先生からは「野沢さんは、怖いですね」と言われ、前回の「やりにくいですね」から、一段上がった感じだ。「相手を見ない」ことをテーマにスパーを実施してきた成果も顕れてきた。

       大きな収穫と成果を実感しながら、セミナー&スパーを終了することができた。
       川嶋先生、今回もご指導ありがとうございました。
       参加された皆さん、ありがとうございました。
      | セミナー&スパー | 15:28 | - | - | - | - | ↑TOP
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        脚の無反動化と「相手を見ない」動きは、スパーで効果を発揮
         孝真会にて月例の「武術を格闘技に活かすセミナー&スパー」。
         前半のテーマは、川嶋先生にとって、そしてフル・コムの会社をあげても、最大の関心事である「脚の無反動化」。前屈立ちから三戦立ち、そして壁に背を当てての膝上げなど、さまざまな立ち方で体験をさせていただく。腹部をへこめて胸を張り、横隔膜を上げる。ムエタイのディアムに共通する動作の要点を実感することができた。しかし、これを言語化して第三者に伝えるにはどうすればいいか?という大きな疑問にもぶつかってしまった。
         後半は、先日、試合で勝利した深見氏の反省点を踏まえ、相手を「見ない」で戦う方法を練習する。「見ない」とは、目をつむったり、背を向けたりするということではなく、顔などを凝視しないこと。最初はとまどいがあったが、目線を落として相手の全体を映すと、一般的に初動となる足の動きが明確に察知でき、初動をとらえて動くことができるようになった気がする。この収穫は非常に大きい。
         そして、スパー。今回の「相手を見ない」ことをテーマに行い、やはり初動をとらえる反応が大きく進化したと感じられる。左足の痛みは薬で抑えて参加した。川嶋先生に一発テッサーイを蹴って、ものすごく痛かったため、中断すべきか?とまで思ったが、角度や軌道などを調整し、ラウンドを経るごとに蹴りやすくなっていき、前回にも劣らず多用することができた。相手を見なで動くことにより、川嶋先生にも深見氏にも「やりづらい」と、たいへんありがたい評価をいただけた。
         ありがとうございます! 明日は、ウィラサクレックジムで試します。
        | セミナー&スパー | 21:21 | - | - | - | - | ↑TOP
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          川嶋佑先生考案の画期的な練習方法を伝授される
           孝真会にて、武術を格闘技に活かすセミナー&スパー、今年の1回目。
           前手のリード攻撃から開始。軌道、拳の角度、骨格筋の活用による力の発生、ビーナー(顔ひねり)など、身体操作の詳細な注意点を指導していただく。そこから戦略へと進み、1落下で、前手の突き、同じ手での崩し、後ろ手の攻撃へと展開する方法も解説され、対人で練習。
           続いて、防戦一方に追い込まれたときの対処。両腕ブロックで固めたままでは、劣勢を脱出できない。足と頭を動かし続け、受けだけではなく攻撃を出すようにする。
           最後に、川嶋先生考案の顔面へのパンチを首の動きで流す練習方法。川嶋先生ご本人も言われているように、システマで行われている方法だが、顔面への攻撃に特化している。システマのプッシュ&ムーヴを長年見てきていて、頭では動きがわかっているつもりが、実際に動いてみると、拳が触れたら顔をそむける動きが生じるなど、意外に難しい。川嶋先生の指導により、拳を頭で乗り越えるように動くと、なめらかに流すことができ、さらには頭の重さが前に出て、手技の反撃へ自然につながることが理解できた。内発動トレーニングに続き、川嶋先生による画期的な練習方法が、また生み出された。
           そして全員でスパー。1ラウンド2分で2周。今回の指導を中心にして、最近の主な課題であるヤーンジョーラケーなどを存分に駆使して動き、相手の攻撃を待って後手に回る場面もあったが、そこからの反撃や、相手の初動に合わせての攻撃など、自分としては、良い動きができている感触を得た。川嶋先生と深見さんには、「やりづらくなった」との嬉しい言葉をいただき、充実の中に、終了することができた。
          | セミナー&スパー | 16:06 | - | - | - | - | ↑TOP
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            予備動作なしに出す威力のある前手攻撃を出すために

            大腿四頭筋を働かせると、蹴り出せませんが…


            足先を少しだけ外へ向けて深層筋を使うと、両手でしっかり足首を固定されていても蹴り出すことができます


            予備動作なしに出す威力のある前手攻撃

             武術を格闘技に活かすセミナー&スパーに、今月2回目の参加。
             両手を下ろして、顔面への攻撃を誘い、そこへカウンターを決める戦法に対して、競技ルールの中で、川嶋先生が、どう対応するか?を質問してみた。
             まずは下へ散らして攻撃する。誘っているところ(顔面)を、わざわざ攻撃することはない。
             相手が移動する瞬間をとらえて「先」(「先の先」よりも早期に自分から攻撃する)をとる。
             といった対応が説明された。
             そのためには、自分が動くタイミング、最適の間合いなどがある。
             必須になる技術が、前回、前々回にも指導された、前手で予備動作なしに出す威力のある攻撃であり、実技は前手のパンチ(マットロンクワー)を練習する。
             私は、ミットなどの物を打つ際に、どうしても予備動作が生じてしまっていることを指摘され、攻撃の意識を消して、ただ手を出すだけ、そこに落下と震腰を加えれば、威力のある突きになることを指導される。
             目を閉じてシャドーを行い、そこへ協力者がミットを出して打たせることにより感触をつかむ、落下スクワットを小さく行うと同時に少し腰を入れて震腰を体得するなど、あの手この手で、私の欠点を修正する作業に徹していただけた。
             幸い、最終的には1回いい感じのマットロンが出せたようだ。
             川嶋先生の指導を受けるようになって1年が経つが、今もって体得できていない。この技術が使えなければ、カウンター技術に長けた相手には格好の餌食となってしまう。何としてでも修得しなければならない。


            筋肉の使い方で動きが変わる

             次に、前蹴りの角度について質問があり、川嶋先生が最近発見したといわれる筋肉の使い方を詳しく解説していただく。
             筋肉の種類を大別すれば、弱い部分を守る表層筋と身体を動かす深層筋となり、手首などの角度を少しだけ変えることによって、深層筋を中心に動くことができ、自然な動きで、速く、強い攻撃が出せる。詳しくは川嶋先生のブログに書かれているが、実演を交えながら解説していただき、大きく理解が進んだ。
             通常は30分行うスパーは、今回は質問に対する回答と解説が綿密になり、10分しかなくなってしまった。1ラウンド2分で1周しただけで終了。今回の指導のおかげで、予備動作やカウンターに関して敏感に動けるようになった(気がする)。
             終了後、24日の「達人」に向けて打ち合わせ。名目としては「セコンド」として試合場に赴くが、あくまでも先生のお手伝いという役割に徹する。
            | セミナー&スパー | 17:32 | - | - | - | - | ↑TOP
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              頭が前に出ない蹴り、後ろ脚落下におけるヒラメ筋活用
               武術を格闘技に活かすセミナー&スパーは、今月は第一週から開催。先週に続いて2週連続の参加となった。
               壁を前にしてのハイキックから開始。

              https://www.facebook.com/ziyubunkai/videos/540902686067716/

               これは練習方法なのだが、頭を前へ移動することなく蹴る技術を修得することができる、相対軸の蹴りを身につけるには絶好の方法だ。スパーで、上中下段とも頭が前に出る傾向があるので、この練習法が、予備動作のない動きを身につける大きな解決策となる。
               後半では、前回、先の先として練習した前手の突きを、この1週間で修正してきた経過を先生に確認していただくが、まだ肩の動きが残っていた。
               川嶋先生は、站樁によって、腓腹筋を使わずに立ち続けることを発見したとのことで、これは、後ろ足落下から浮上する際、ふくらはぎを使わずに動くと骨が固定されて動きやすくなる状況に通じていると感じられた。腓腹筋でなく、ヒラメ筋の活用により、有効な浮上が可能になる。そう希望を抱かされる内容だった。
               最後は、全員でスパー2周。
              | セミナー&スパー | 15:08 | - | - | - | - | ↑TOP
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                初撃の威力と返しのタイミング
                 川嶋佑先生の「武術を格闘技に活かす<セミナー&スパー>」は、初撃の入り方や対応を徹底して行う。
                 まず「先の先」。予備動作なく威力のある初撃(ジャブ→私の場合はマットロンクワー)を、相手が攻めようとする気配を感じたら即時に出せるように練習する。私は、タイミングはできてきたようなのだが、威力がない、と指摘される。今のままでは、タッチゲームやエッジドウェポンなら通用するが、格闘技、特にグローブを着けた競技では通用しない。先生に動きを分析していただき、結合ができていないことが判明した。腹部の中心線と脇腹の中間(腹直筋の右側)を結合させることによって威力を出せる。今のタイミングで出せるようになるまでも大変だったが、次は威力が課題となった。
                 続いて「対の先」は、受けて返す形を覚えることによって実行が可能であることを指導される。
                 そして「後の先」は、相手の攻撃をかわして反撃するのだが、かわして返すの1→2ではなく、かわした瞬間に反撃の予備動作に入っている1・5のタイミングで動くことを目指す。スーブランでかわし、かわした瞬間に予備動作へ入り、すかさずマットロンサーイを出す。これをテッでも行い、競技の攻防で大きな戦力になることが実感された。
                | セミナー&スパー | 15:24 | - | - | - | - | ↑TOP
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