マーヨン1ラウンド、ソークティー1ラウンド。
スパー初心者の相手を、ミットの前に指令され、4ラウンド。
木曜の教えに従い、自分からは仕掛けないが、相手が動いたら必ず自分も動くことに徹する。
相手の初動をとらえる動きが、すなわち攻撃になるので、ほとんどがカウンター的に入っていき、決して強打はしないが、相手の人は迷惑だったに違いない。
相手の練習になるよう、ある程度は攻撃させてやらなければならない。
2ラウンド目は、相手に攻撃させるようにしたが、それを続けていると、練習をしていない感覚にとらわれるので、戻して反応するようにした。
相対軸の人、フェイント巧者の人が加わって、それぞれと2ラウンドずつ。
相対軸の人が、右前構えになって右を多用するのを見て惑わされ、だいぶもらった。
見ないように修正して、もらうことはなくなったが、右前同士なので、角度が合わない。
左前で攻撃しようかと思ったが、相手が左前に構えを変え、少しやりやすくなる。
2ラウンド目は、右をもらった失点を取り返すべく、手を出していくが、手数だけにとどまった。
判定につながる有効な攻撃を出すことの必要性を改めて思い知らされる。
フェイント巧者の人には、左でカウンターをとられたが、徐々にかわし始め、トイトーンなどへの展開へ持ち込むことができた。
しかし、もらった分を挽回できず、これも判定負けだろう。
最後に、ボクシング経験者と1ラウンド。
動きが速いので、かえってやりやすい。
最初に右の強打を出し、相手は警戒してくれる。
先生からは「もっと軽く!」との声。第三者からも強打と見られて、意図が成功した。
以後は、相手の初動をとらえてマットロンサーイを主としたカウンターでとらえる。
相手がバックステップを使い始めると、斜め歩法で追い詰めることができる。
最後は、技を自然につないで追い込み、主観的にも、客観的にも完勝できた、と思う。
格闘研究塾の成果が顕れ始めていることを実感できるスパーだった。