練習の後に、撮影が待っているので、体力温存という下心も手伝い、タイヤはなし。
ヤーンカウを2ラウンド行い、先生からバンテージ指示をされる前に、自分からバンテージの準備に入る。
すると、会長が先生に何やら話している。「野沢」の単語も聞こえてくる。
どうやら、会長がミットを持ってくれるらしい。
こんな、ありがたいことはない。
しかし、それだけではなく、撮影してBUDOカレッジに使おう、と言う。
それも、ありがたいことだ。しかし、誰が撮影するのか? 結局、ゴンナパー氏の撮影により、会長ミットが開始される。
これまで指導されてきた、後ろ肩先導、歩法、呼吸などを細かく指導され、それらを延々と反復する。
4〜5ラウンドをインターバルなしで続け、やっとインターバルになったと思ったら「延長!」の一言。
延長なら、あと1ラウンドだな、と続けていると、まったく終わる気配はない。
自分から疲れた素振りを見せて、ギブアップするか?と何度も思うが、それでは会長に対して、あまりに失礼な気がして、自分からは、絶対にやめない、と決意して臨む。
最後!あと10回テッサーイの指示で、精魂込めて蹴ったが、10本になっても続き、20くらい蹴っただろうか。
それから、マッに移り、しばらく続いて、カウになり、テッサーイ10本の途中から、さらに1ラウンドを終えて、やっと終わった。
合計10ラウンドは行っただろうか。
ふだんは、3ラウンドが限界、とばかり思っていたが、こんなにやれるとは。
自分の限界を突破したことを強く実感できた。
こんな貴重な経験を、自分からは絶対にできない。
会長に深く感謝したい。
ありがとうございます!