大会終了後、体育館近くの居酒屋で巨椋修氏たちと飲んでいたら、三瓶啓二師範や鈴木国博師範がいらっしゃいました。記念に一枚! 私の肘が微妙な位置にありますが、断じて三瓶師範の後頭部へ肘打ちを入れているのではありません(笑)
今回、師範演武の氷柱は7段。7段を見るのは久しぶりです。崩れてこないか、こっちが心配になります。演武者の入来武久師範は、手刀で割るには位置が高すぎると心配させておいて、飛び上がっての肘打ち下ろしで粉砕するという名人芸を見せてくれました
新極真会様からご招待を受け、観戦させていただきました。
今回は実におもろしかった!
準々決勝で湯川智仁選手の膝蹴りを見た瞬間、「浮上している!」と気づき、以後、ほとんどの選手が浮上で蹴っていることがわかりました。
運動のメカニズムが理解できてからは、自分がどう動くか? 相手の動きにどう対応するか? など次々に考えが発展していき、すべての試合を通して豊富な状況設定と対策をイメージすることができました。
浮上に加えて、もう1つの大きなテーマが「ノーモーション」です。
極真空手の歴史は、動作を小さくしていくことだった、と述べることができるでしょう。
話はずれますが、動作が小さくなっていく歴史の中で、あえて大きな動作を使った突出した選手が、松井章圭氏、緑健児氏、塚本徳臣氏たちで、いずれも世界王者になっています。
話を戻すと、極真空手では、小さな動作で攻撃を出すことが重要視されているのです。
顕著であったのは、予備動作なく繰り出す上段への蹴りによって世界王者の島本雄二選手を脅かした加藤大喜選手でした。
その島本選手も、準決勝で前田勝汰選手に突きで追い込まれながら、起死回生の上段廻し蹴りをノーモーションで出すことにより技ありを奪い、逆転勝利を収めています。
浮上とノーモーションの重要性を、試合という現実の場で数多くの実例を通して強く認識させていただきました。
緑健児代表をはじめとする新極真会の方々、ありがとうございました!