練習施設の改修がめでたく終了し、実に3ヶ月をおいての対人練習。嬉しさが湧き上がってくる。この期間に蓄え練ってきた技を試すときがきた。今回試すのはブアカーオ式の膝を相手の逆端まで入れるミドルと脛を横にして相手を押さえるカオラーとしよう。
高校生2人、おとな2人、私の5人で空手スパー1分3周。1周目は右のポンとティープで防御に徹し、2周目から右だけの攻撃を少し加え、3周目で左の攻撃、特に課題である左ミドルをゆっくりと出すようにする。
休憩をはさみ、おとなが1人加わって1分2周。ここからは全開、というほどではないが、積極的に攻める。構えを左右に替える高校生に対しては、こちらも構えを替えて技をすべてつぶす、ティープを攻撃に変えてダメージを与える技にする、など。
古式ムエタイで、足の裏全体を使うティープソンを練習しているので、これで顔面を蹴ろうかとも思ったが、相手が気の毒なのでやめておいた。
脛で相手を抑えるカオラーは意外に有効。ティープよりも押さえる面積が格段に広いため、相手を封じやすい。下突きや鉤突きなど接近戦での突きが多用されるこのルールではちょうど良い距離になる。今後はもっと研きをかけていこう。
全体のスパーを終え、途中から参加の相手と一対一で5分。冒頭で相手の左ハイ、左ローを確実に封じておき、中盤から左前構えに変えて後ろ足のティープや右ローを蹴るようにしてダメージを与えた。
型の撮影。3ヶ月間の修正結果が、ここで明らかになる。修正点だけに関してはまずまず。しかし、速さ、やわらかさなど、全体的な課題はまだまだ追求していかなければならない。