2010年に開催されたブルース・リー展にて
ブルース・リー師の誕生日である。
この数年、この日を迎える自分の姿勢が変わってきた。
数年前までは、誕生日だから映画を見よう、くらいの気持ちしかなったものだ。
今は、この1年における自分の成長と修練の経過を振り返り、反省し、ブルース・リー師へ謹んで報告をさせていただき、感謝の気持ちとこれからの決意を新たにする日になっている。
自分を導き高めてくれる人物がこの世に生誕したことを祝福せずにはいられない。
そうした意図から変容してはいるものの、クリスマスは偉人の生誕を祝福する世界最大規模の日なのだろう。
クリスマスという巨大な祝祭日には及ばなくても、もはや自分の人生がブルース・リー師の影響なくしては考えられなくなった身としては、何かをしたいという気持ちが強くなっている。
例えば、映画の記念上映などは、ほぼ恒例であり、今年も開催される。
もちろん映画は好きだが、上映はその道の専門家に任せるべきだ。
自分としては、どんなことができるだろうか?
そう考えて思いつくのは…、
スパーリング大会
か?
ブルース・リー師の誕生日に、師の誕生を祝福する意図のもとに同志が集まり、延々とスパーリングを行う。
自分としては実に魅力的な催しだ。
しかし、ルールはどうする?
やはり、オープンフィンガーグローブ着用で、打撃、投げ、グラウンド、関節技を認めるルールになるのだろうか。
そうなると、私自身が参加できない。
1つのルールに限定せず、各自が示し合わせてルールを選んだり、ルールごとのグループに分かれたり、いろいろ方法はある。
現に私が参加している練習会は、さまざまなグループ別にさまざまなルールで練習している。
法的に祝日と認められているわけではない(ブルース・リー師の誕生日が祝日となる時代は必ずくると私は思う)ので、仕事や学校を一定時刻までに切り上げ、ブルース・リー師を偲ぶ仲間たちが集まってスパーリング大会に参ずる。
その中で、できることなら、ブルース・リー師が映画で使っていたこの技を、こんなふうに活用しているんだ、などの技術交流もしたいものだ。
想像するだけで楽しく、途方もなく困難なことでは決してなく、私にも小規模なら実現が可能だろう。
ブルース・リー師への感謝と祝福を、個人の中で留めておくのではなく、師の誕生日に何らかの形で公けに表現したい。
その足がかりとしてスパーリング大会を開催する。
そんな試みがあってもいいのではないだろうか。
今、新たな夢が生まれつつあることを熱く感じられてならない。