日本太極拳友会創立35周年の創立記念交流演武大会が、とどろきアリーナ メインアリーナで開催され、楊式太極拳第六代伝人の傅清泉老師による特別演武をはじめ、会員の方々が套路や集団対練などを披露する壮大な演武会となった。
中でも圧巻だったのは、宮岡愛氏、佐藤直子氏による「難度太極拳動作」の演武で、曲芸的な動きを行うわけではないのだが、見ていて「これはできない!」と思わされる難度の高い動作に圧倒される。
高度な技が披露されると、会場から自然に拍手が湧く。同じ道を目指す同志の集まりだけに、宮岡氏、佐藤氏の技がいかに高度で、それを体得することがどれほど困難であるかを理解しているがゆえの拍手であり、演じる人と見る人が一丸となっている結束に、ビデオカメラを回しながら、涙がこぼれてきた。
これほどの演武を見せていただける演武会にご招待を賜り、三代正廣館長、そして日本太極拳友会の皆様、ありがとうございました。
アリーナ全面を使った集団演武の模様