倉本塾が主催する「第一回ザ・プロテクト競技会」にお邪魔しました。
倉本塾では、護身術が稽古プログラムの一環にあり、それを「ザ・プロテクト」と称しています。
そこで学んだ技術を、ふたり組の演武形式で披露し競い合いのが今回の競技会です。
学んでいる技の中から、「素手の打撃」「つかみ」「長い武器」「刃物」の4種類に対応する「規定」。
自由に技を選択して演武する「自由」。
そして、自らが考案した状況と技を演武する「創作」。
以上の3部門を行い、総合点で順位が決定されます。
採点と評価の基準は、非常に細かく設定されていますが、創作部門では、現実的な状況を想定して表現することが高得点になる、ということでした。
護身術の「競技」は、横山雅始先生の功朗法が、もう10年以上も前に実施して先鞭をつけていますが、倉本成春先生の武術的な思想を基にしたザ・プロテクトが競技化されることにより、新しく、そして大きな可能性が拓かれていくであろうことを実感しました。